皆で 夜の砂浜、魚釣り、調理して食べよう体験会実施してきました。


 今回、7月4日夜から5日5時まで兵庫県北部 霧浜海水浴場を起点に、体験会を実施してまいりました。

 尚、今回の体験会は、新型コロナウィルスのことも考え 参加募集を控え、友人にのみ声をかけ
ボランティアさんと生涯当事者2名の3名での体験としました。
 4日夜10時より阪神地区を出発、雨の予報だったのですがこの時点ではまだ大丈夫。
夜の砂浜で仮眠予定なので 雨が降らないか心配だったんだけれど と不安と希望にワクワクしながらの
出発となりました。
 車は ボランティアさんの安全運転の元深夜の高速道路を懐かしいbgmを聞きながら
夜中の2時に予定道理に到着
雨の心配もなく 下見の手順と売りに安全に車から砂はに到着 人数も少ないので 椅子に座っての仮眠となりました。

 到着した砂浜は、当然真っ暗 静かな世界 しばらくすると聞こえてくるのは、波の心地よい音だけ
優しく時には 強く 規則的でもあり 不規則でもない波の音
聞いているうちに 呼吸も穏やかになり 気が付けば 頭も心も空っぽになり
波の音と一体になり とっても穏やかで 幸せな空間に包まれていったのです。

 深夜の海岸は、もともと真っ暗な世界 目に障害がある私には関係なく 景色が見えないというストレスも全くなく 静かな浜辺で波の音に集中できたのもこの体験会の 目的だったのです。
 そして ボランティアさんが 今、漁火が見えますよ、と言っていただけたのも 私の想像力を掻き立てることができたことも 心を安らげることができた大きなきっかけとなりました。

 時間が過ぎ 裏の里山で鳥の囀りが聞こえてきました。夜が明けた合図です。

   夜明けの合図・・・・

 さて、ここからが 今回の体験会の二つ目。
待望の魚釣り、あれほど大好きだった、しかしもう二度とできないものだとあきらめていた
魚釣り、先ほどまでの穏やかな時間から一転 私は心は福引の特等が当たった時の鐘の音
はやる心を落ち着かせ 釣りの準備に取り掛かるが これができない
残念だが ここはボランティアさんにお願いし 餌もつけてもらい いざ海に投げ込む・・・
全く反応なし そうなるとさらに遠くに投げた瞬間 「ブチッ」と嫌な音
仕掛けがなくなってしまったのです。
 餌は 沢山あるのに、と失望感に包まれていると 雨が降り出しました。
そうだ 忘れていた・・・天気予報は、曇り時々雨だったんだ。
でもよいタイミングだったのかもしれません、釣りができなくなった私にとっては、いい口実
ここは予定を切り替えよう
と言っても 時間はたっぷりある、
  「そうだ、鳥取砂丘に移行う」ということで
ボランティアさんにお願いし 急遽 予定変更 いざ鳥取砂丘へ
 これが 次に訪れる素敵な時間になるとは。 朝の7時ごろから車を西に走らせ 鳥取砂丘へ
何度も訪れているこの場所に もう来れないと思っていたのに
まさか来れるとは・・・感動!
と思ったんだが、見えない私にはまったく面白くない、真夏の昼過ぎなら
焼けた砂の上を歩くだけで 十分楽しめるんだが 今は朝の7時半、写真を撮って終了
さあどうしようと思案したあげく そうだ
岩井温泉 「ゆかむり温泉共同浴場」に行こうと。
また ボランティアさんにお願いし いざ出発・・で動き始めてすぐに なんと釣り道具屋さんが
ここでまた 車をバックしてもらい 道具屋さんに、と言う事であきらめていた魚釣り再開
今度は小あじを狙っての「サビキ釣り」安全な場所を教えていただき 仕掛けと餌を購入し
ハイテンションで教えていただいた港へ
この頃になると雨もどこかに いい天気に
安全な場所お選び 仕掛けを投入 しばらくすると竿に魚の反応が! これだ、これこれ 私があきらめていたが 今回求めていた 再開
   生きていてよかった!あきらめなくてよかった!
いいのか悪いのか 私は あきらめの悪い男なんだな・・・
そして 小あじの釣果は、後でわかったのですが200匹を超える釣果だったのです。
2時間余りの間 夢中になって参加者の方と二人で 竿に伝わる魚の反応を楽しんでいたようです

 さて 今度は釣ったばかりの魚をもって 民宿まで、途中のスーパーに立ち寄り
  白いかとお土産を買い再度出発
 ここからが 今回の体験会の3番目の目的。

  釣った魚を 自分で調理して食べる

 民宿に到着しオーナー様に挨拶を済ませ 調理場をお借りすることのお礼をして
  魚と買って来た イカを持って 調理場へ。
  まずは、新鮮な白いかの刺身 味の南蛮漬けの甘酢と玉ねぎのスライスを用意をし
アジのから揚げの開始 さっと洗い片栗粉をまぶし 180度の油の中に
揚げたてをつまみながら まずは南蛮漬けに 残り半分は、塩を振りから揚げに
これが美味しい 一番の調味料は 新鮮な事、一時間前まで泳いでいたアジだからね
だれが作っても 当然おいしいよね。 南蛮漬けは時間がたつほどおいしくなるけどね。 それらのおかずと おかみさんが作った 新鮮野菜のお惣菜 
とってもおいしくいただき 最高の体験会の締めくくりとなりました。
満腹のおなかが誘うように ドライバー、そして細かなサポートをしていただいた
ボランティアさんは 畳の上で大いびき 本当にお疲れさまでした。  いつも体験会のたびに思うのです いつも細かく気を使ってサポートしてくださる皆様
本当にありがたいと感じます。
でも その思いを伝えると 必ず「私たちのほうが、楽しませていただいています」と言ってくださいます。
それほど心に刺さる言葉はなかなか聞けません
その言葉、思いにこたえるためにも 毎日を私たちが元気で笑顔で
過ごす事が 一番のお返しだと考えます。 そして また元気がなくなったときは、「わいわい」言いながら 皆で集まり
  皆が「健常者も障碍者」も同じ時を共に楽しみ
私たちボランティアサークルサラダドレッシングとしても 楽しい体験会を
企画、提案していきますので どうぞよろしくお願いいたします。

   最後に今回の体験会は、コロナウイルスの予防にできる限り対策をし
 下見を行い安全性に配慮し 実行してまいりました。
 そして 関係された方 ボランティアの方 本当にありがとうございました。
 今後とも 当会のイベントに アドバイス ご協力よろしくお願いいたします。

  代表 古川 泰浩